各新聞の電子版を比較してみる | 忘れたらググればいい

2012年1月26日木曜日

各新聞の電子版を比較してみる

なんとなく情報不足を感じる

最近,ニュースはNHK ニュースウォッチ9とtwitter, Facebook, RSSで流れてきたものくらいしか見ない. ニュースウォッチ9を逃すとまとまって見る機会がない (民放のニュースは基本見ない) ので,その日の出来事を知らずに過ごしてしまうこともある. というわけで新聞の購読を検討する. なお,紙の新聞は処分が面倒なだけなので最初から検討しない.

機能の比較

まず新聞ごとに契約形式が異なる. 日経電子版と朝日新聞デジタルは加入したらそのまま様々なデバイスで読める. 一方,産経はデバイスごとに契約する.iPadの産経新聞HDを購入してもパソコンの産経NetViewは見られない. ただし,産経はiPhone版,Android版は無料だし,産経新聞HD+NetViewでも2000円前後なので日経電子版や朝日新聞デジタルを契約するよりも十分安い.

日経電子版,朝日新聞デジタルと産経各種の価格差は,それぞれが提供する機能の違いと言えそう. 産経は基本的に閲覧のみだが, 日経電子版,朝日新聞デジタルはそれに加えてスクラップやおすすめ記事の提示,過去記事検索などが利用できる. また,日経電子版,朝日新聞デジタルはテキストでも記事を提供しており, evernoteでの取り込みが可能な点も重要. 産経はテキストに変換した表示ができないので,evernoteスクラップには向かない (画面キャプチャならいけるだろうけど). さらに,朝日新聞デジタルはテキスト形式,産経は紙面そのまま表示で表示形式は選べないが, 日経電子版はデバイスによって両方の表示形式が選べる.

日経電子版朝日新聞デジタル産経
iPadテキスト (今春にはアプリも)アプリアプリ (産経新聞HD)
iPhoneアプリアプリアプリ (産経新聞 (iPhone版))
Androidアプリアプリアプリ (産経新聞Android版)
パソコンFlash, テキストテキストFlash (産経NetView)
紙面そのまま表示iPadアプリ (今春から),
パソコン (Flash)
なしパソコン, iPad (産経新聞HD),
iPhone (産経新聞 (iPhone版))
料金 (単独)4000円/月3800円/月0円 (スマートフォン),
1500円 (タブレット),
315〜420円 (パソコン)
料金 (紙に追加) +1000円/月 +1000円/月設定なし
特徴的な機能記事スクラップ,
自動クリッピング,
閲覧履歴,
過去記事検索 (過去5年),
おすすめ提示,
ミニ解説など
スクラップブック,
過去記事検索 (過去1年),
自動収集など
FNN動画 (iPadアプリ)など

日経電子版の見た目

日経電子版はデバイスによって表示形式がちょっとずつ違う.現在は紙面そのままの表示はFlashのみだが,今春からiPadアプリも対応する.

HTML(iPad, パソコン)

iPhone/Androidアプリ

Flash (パソコン)

iPadアプリ(今春から)

朝日新聞デジタルの見た目

朝日新聞デジタルはどのデバイスでも見た目はほとんど統一されている.

iPadアプリ,iPhoneアプリ

androidアプリ,androidタブレットアプリ

HTML(パソコン)

産経新聞の見た目

産経は基本的には紙面そのまま表示.HTMLやアプリで再レイアウトした表示はない?

iPad (産経新聞HD)

iPhone (産経新聞iPhone版), Android (産経新聞Android版)

Flash (パソコン: 産経NetView)

どれを取るべきか?

(各紙のカラー (右,左) は置いておいて) どれを取るべきかは結局は目的や何を重視するか次第. とにかく記事を読めればいい人は産経だし,記録や検索したい人は日経か朝日.

記録,検索,おすすめ提示で産経より毎月2000円高くなるのはちょっと抵抗ある. が,日経電子版は機能も豊富 (用語解説がポップアップで見られるのが結構うれしい) だし,デバイスに合わせた表示形式を用意していて使い勝手がよさそう (なにより今春のiPadアプリが閲覧においてかなり便利そう) なので,自分が契約するなら日経電子版になるだろうか.